2016 Program Participants

 

TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム第二期生紹介

※五十音順

藍原みく(あいはら みく)
所属 :福島県立医科大学看護学部 3 年
出身地:福島県福島市

1

今回の研修では、災害看護に携わる海外の方々の看護に対する考え方、災害看護の基礎知識、 海外での医療制度における日本との違いの三点を学びたいと考えています。特に、メンタルヘ ルスケアや災害時における予測不能の事態での対応方法等に着目しています。自分の積極性を 生かし、学びとる姿勢を大切に、一生懸命頑張ります。大学 1 年生の時に、タイで看護の現場 を見学した経験から、医療制度や環境の違いを身近で感じ、諸外国の医療に関わる方々とより たくさん出会い、考え方を吸収することで自らの視野を広げていきたいと思います。

 

 

明下 海綺(あけした みき)
所属 :岩手県立大学看護学部看護学科 4 年
出身地:岩手県宮古市

2016-06-17 (1)

東日本大震災から 5 年が経ち私自身の震災の記憶がだんだんと薄れつつあり、再び震災につい て考え、次の災害に備えたいと、プログラムへの参加を決めました。アクションを自分から起 こし、災害への対策としたいです。震災時にボランティア活動を行ったのですが、継続した災 害支援は実施できていない為、将来的には東北地方や日本、世界の災害支援に継続的に携われ るようになりたいです。 いまだ仮設住宅で暮らす方々の直面する課題や、仮設住宅から移転しコミュニティーを一から 再形成する難しさ、高齢者の孤立化、コミュニティーの分断等、地域コミュニティにおける課 題を共に考えていきたいと思います。

 

 

石川 理那(いしかわ りな)
所属 :東北福祉大学健康科学部保健看護学科 3 年
出身地:宮城県塩釜市

14

曾祖父が震災後、避難所生活を送る中で体調を崩し亡くなったことがきっかけで心のケアに ついて学びたいと思うようになりました。災害看護を学ぶ上で、メンタルヘルスケアの学習 は重要と考えていますが、東日本大震災では、震災後の生活によるストレスや震災による PTSD により心が傷ついてしまった方々が沢山いました。アメリカで学びを深め、将来は災害 後の生存者の人生の QOL(クオリティー・オブ・ライフ)も守ることができる看護師になりた いです。 また、看護学生や医療、福祉を学ぶ人へプログラムでの学びを共有し、その重要性を伝えて いきたいです。そして災害時にはお互いに助け合える、グローバルなネットワーク作りも行 いたいと考えています。

 

 

及川 くるみ(おいかわ くるみ)
所属 :東北大学医学部保健学科看護学専攻 3 年
出身地:岩手県大船渡市

4

私は中学3年生で被災し、住居をはじめ生活環境すべてが流失しました。震災直後、曾祖母の 家で生活していましたが、炊き出し等への参加で毎日避難所に通っていました。避難所で、以 前は元気だった方が、避難所生活のストレスでまるで別人のように変化してしまう様子や、困 っている高齢者の姿を目にするのがとても苦しかったです。そんな中、各地からの医療チーム が、避難所にいる方々の話を熱心に聞き支援する姿がとても印象に残っています。将来は自分 も災害時には自ら動けるようになりたいと思い、災害看護に興味を持ち始めました。 震災後は高校3年間仮設住宅での生活を経験しましたが、災害の直後だけでなく、その後の息 の長いケアの大切さを実感しました。将来は地元に戻り、地域の方々を支えていくと共に、ま たいつか必ず起こり得る災害に備えたいと思っています。そのためにも、米国の医療を自分の 目で見て体験し、より視野を広げたいと思います。

 

 

佐々木 ちはる(ささき ちはる)
所属 :岩手県立大学看護学部看護学科 4 年
出身地:福島県いわき市

5

被災者と支援者の両者を経験する者として、そして看護を学ぶ者として、自分自身の体験を伝 えていくことが大切であると感じています。震災発生当時、しばらく自宅へ帰ることができ ず、状況の把握も困難な状態で、大きな絶望と不安を経験しました。ボランティア活動で岩手 県沿岸の仮設住宅や周辺住宅を訪問し、地域の方々の健康問題やコミュニティ形成の問題、ボ ランティア継続の難しさなど、多くの課題を目の当たりにしてきました。 将来は、養護教諭になりたいと考えています。米国での災害対策やケア、後世への伝え方・現 状について学びたいです。そして自分の体験したこと、学んだことを、今後起こり得る災害時 や震災を経験していない子供たちへの教育に活かしたいと考えています。

 

 

澤田 陽希(さわだ はるき)
所属 :仙台医療センター附属仙台看護助産学校看護学科 2 年
出身地:宮城県遠田郡

7

高校在学中の被災地復興支援コンサートでの活動や東日本大震災の経験がきっかけとなり、災 害看護に強い関心を持つようになりました。プログラムでの一つ一つの体験を大切にし、多く を吸収し、自分の視野を広げたいと思っています。米国ではメンタルヘルスへの取り組みや最 先端医療を学び、日本との特性の違いや、日本へ導入する際どのような工夫が必要か考えたい と思います。 震災発生後、祖母のケアにあたる看護師の姿を見て、一人でも多くの身体的なケア、心の傷を 癒す大切さを実感しました。将来東北の復興をモデルとした、日本の災害対応・医療を世界へ 発信できる看護師になりたいと思っています。災害時に看護師に期待される役割を見つけ、今 後どんな学習をすればよいのかを明確にできるよう、粘り強く努力したいと思います。

 

 

須藤 碧(すとう あおい)
所属 :仙台青葉学院短期大学看護学科 3 年
出身地:宮城県本吉郡

8

東日本大震災で津波の被害を受け、生死の境目を目の当たりにしました。何も出来ず、大きな 無力感を感じたその時の状況を今でも鮮明に覚えています。私は将来、世界で災害が起こった 際に、迅速な判断と適正な行動をすることが出来る国際看護師になりたいと思っています。 「災害」とひとえにいっても、東日本大震災のような沿岸地域の津波被害や、阪神淡路大震災 のような家屋倒壊や火災被害など、地域によって被害内容や医療介入方法が異なることを知 り、災害看護についてより学びや考えを深めたいと考えるようになりました。また、学びを吸 収するだけでなく、私自身が学んだ、「当たり前の生活が当たり前ではないこと」や、「災害 に事前に備え、少しでも多くの人々がまず自分の命を自身で守ることの大切さ」など東日本大 震災の経験を伝えていきたいと思っています。

 

 

高江 由香(たかえ ゆか)
所属 :東北大学医学部保健学科看護学専攻 4 年
出身地:福島県南相馬市

9

私は災害時の対応について学び、将来の仕事に活かしたいと考えています。災害で苦しむ 人々の手助けとなる活動を行い、今回の学びを人々に還元したいと思っています。 高校生の時に東日本大震災を経験し、災害の恐ろしさを知り、復興の役に立ちたいと考える ようになりました。医療や被災者の精神的なケアは、長期的な支援が必要なものの一つで す。災害で受けた心の傷や身体的不調を長い間抱える人々に必要となる支援の在り方を学 び、吸収したいと思います。米国スタディーツアーでは、災害発生から情報収集、現地での 対応に至るまでのシステム作りや長期的な支援方法を学び、日本にも取り入れられるものが あれば吸収したいと考えています。

 

 

千葉 奈緒(ちば なお)
所属 :宮城大学看護学部看護学科 4 年
出身地:宮城県石巻市

10

看護師の仕事に関心を持ったのは、東日本大震災がきっかけでした。故郷である石巻は多く の被害を受けましたが、現実を目の前にして私は何もできず、後悔と悔しさが今でもありま す。その経験から、災害時に活躍できる看護師を目指すようになり、将来再び自分の力で地 域のために活動したいという思いを持ちました。将来は、このプログラムの経験を活かして D MAT の一員になることを目指し、災害時に主体的に看護師として現場で働きたいと思っていま す。 震災後に地震の脅威や備えの大切さを考えるようになりましたが、震災から 5 年が経ち再び 風化してしまうのではないかと恐れています。再び災害時の対応について深く考え、国内外 に発信できる人材になりたいと思っています。

 

 

馬場 仁美(ばば ひとみ)
所属 :福島病院附属看護学校看護学科 2 年
出身地:福島県郡山市

11

中学2年生の時、福島県で震災を経験しました。その頃から看護師を志していた私は、「もし 自分が看護師をしている時に災害が起きたら、私は人の命を守れるのだろうか」と考えさせら れたのを覚えています。東日本大震災発生時、医療者の手によって迅速な行動がとられたの は、過去の災害での体験をもとに、前もって災害時の対応について準備がされていたからだと 考えます。限られた機材や状況下でも医療を提供するためには、普段から災害時の看護手順を しっかりと学び、いつでも使用できるよう準備しておく必要があります。 将来は、人々の声に耳を傾け、安心感を与えることのできる助産師として活躍し自分の持てる 力を最大限発揮したいと考えています。このプログラムに参加し災害看護の国際的な考え方を 身につけ、地域に還元していきたいと強く思っています。

 

 

緑川 結佳(みどりかわ ゆか)
所属 :白河厚生総合病院付属高等看護学院看護学科 2 年
出身地:福島県石川郡

12

東日本大震災が発生した 2011 年、私はアメリカで働いていました。災害発生当時、電話やメ ールなどの連絡網が全て混線しており、福島で過ごしている家族の安否をすぐに確認するこ とができず、不安な毎日を過ごしたことを覚えています。また、インターネットやニュース 等では災害に関する情報が入り乱れ、情報の不確実性や福島県民として風評被害を経験する こともありました。 私はこのプログラムに参加するにあたり、特に災害についての情報共有の学びを深めていき たいと考えております。米国と日本での対応の違いや地域住民との連携、避難所の確保、被 災者や復興の支援について等の視野を広げ、災害時に看護が必要となる地域や、新たに災害 看護に興味を持つ看護学生や医療従事者に還元していける看護師になりたいと強く考えてお ります。 看護師の仕事に関心を持ったのは、東日本大震災がきっかけでした。故郷である石巻は多く の被害を受けましたが、現実を目の前にして私は何もできず、後悔と悔しさが今でもありま す。その経験から、災害時に活躍できる看護師を目指すようになり、将来再び自分の力で地 域のために活動したいという思いを持ちました。将来は、このプログラムの経験を活かして D MAT の一員になることを目指し、災害時に主体的に看護師として現場で働きたいと思っていま す。 震災後に地震の脅威や備えの大切さを考えるようになりましたが、震災から 5 年が経ち再び 風化してしまうのではないかと恐れています。再び災害時の対応について深く考え、国内外 に発信できる人材になりたいと思っています。

 

 

横山 華保(よこやま かほ)
所属 :東北大学医学部保健学科看護学専攻 2 年
出身地:宮城県名取市

13

私は中学校2年生の時に東日本大震災を経験しました。その時に、救助活動をされている自 衛隊やボランティアの方々を見て、私も将来は人を助けられる仕事がしたいと思い、看護師 を志望しました。このプログラムを通して、アメリカの災害看護についてよく学び、そこで 得た経験を、将来活かし、多くの医療従事者の方々に伝えたいと考えています。これからの 日本の災害看護や災害時の医療をより円滑に進めるための懸け橋になりたいです。 私は助産学に一番関心があります。災害時の出産場所や設備、出産用備品が大きく制限され る中で、安全な出産が出来るようアメリカでどのように対応しているか体制や取り組みにつ いて学びたいです。このプログラムでの体験や学びを通じて、自分自身の視野を大きく広 げ、日本国内の災害医療や看護の発展に少しでも貢献出来るように精一杯頑張ります。